2018年4月12日木曜日

和装ベースの衣装デザイン

東北ずん子さん
和ドレス.jpg (932.0 kB)

お題「ドレス」に対して和装をドレス風にアレンジ
和装の視覚的特徴として、前合わせ、帯、袖の特徴を残せば仕上がりは和装っぽくなると思う。
和装の特徴.png (235.4 kB)

和装と洋装ではシルエットに大きな違いがある。美的感覚の違いか。
腰の絞りや起伏が描きやすい洋装に対して、和装は起伏が出ない。
洋装の裾は広がり、和装の裾は窄まる。洋装は肩を強調する服装があるのに対して、和装はなで肩がよく似合うようになっている。
和洋シルエット.png (111.9 kB)

今回は裾を広げるシルエットがドレスっぽいかなと思ったので、広がるスカートを採用。
また、ドレスのひらひら感のために、よくわからないひらひらパーツの追加と帯揚げを大きくしてひらひらさせてみた。

2018年4月1日日曜日

退職

正社員として5年間勤めた会社を退職した。あまり意識したことは無いがメーカー系SIerに分類されると思う。
5年間勤めたといってもそのうち1年ほどはメンタルをぶっ壊して休職していたので実質は5年ではないけども。

働きやすい会社だったと思う。
法令遵守の意識が非常に高く、この業界でよく問題視される偽装請負も私が見ている範囲では観測されなかった。社会倫理に照らし合わせて思い悩むようなことはなく、また個人レベルでコンプライアンス意識が浸透していたようにも感じる。この業種にあって貴重なとてもクリーンな会社であったのではないだろうか。
人間関係も働きやすい関係がほとんどであった。個を尊重する人が多く、必要以上に深入りしない。これは単に入社前の私の人間関係が悪かっただけかもしれないが、とにかく働きやすい環境であった。

退職の理由はプロダクトに情熱を持つことができなくなり、この会社にいる限り改善しないんじゃないかと思ったから。
私は長くB2BのAndroidアプリなどを設計/開発するプロジェクトに関わっていた。上流からテストまで一貫して担当した。開発初期はプロダクトの品質向上に対するモチベーションが高かったが、プロダクトが成熟するにしたがって品質向上にかかるコスト(コードレベルのテストの必要性を説いたりといったエンジニアがマネージャに対してかけるコストで数字には出ないやつ)が高く感じられるようになり、情熱を失っていった。また組織の構造上フィードバックに乏しかったため、品質を高める意味もよくわからなくなった。
情熱を失うと生産性は著しく下がり、週5で1日8時間働く意味がなく感じられて退職となった。本当は細かい部分までこだわりを持って開発し、こだわりを持った結果のフィードバックをダイレクトに得られるような仕事がしたいのだと思う。次はユーザとの距離が近いか反応を直接見られるような開発がしたい。

こだわりを持つことで社会に適応できないというのは稚拙で未熟だと説教されたこともあった。人生の妥協点を見つけていくということが社会的に成熟するということなのかもしれない。でもこだわるのやめられない。ソフトウェアやめられない。好きだから。
一旦は東京を離れ、周囲にエンジニアがいない状況に身を置くことになる。そんな状況で学ぶことをやめれば、すぐにでも知識は停滞し、新しい物事取り入れることが難しくなるだろう。そうなれば自分を肯定あるいは守るために、新しい思想や知識を頭ごなしに否定することにもなっていくだろう。それが成熟するということならば、私はいつまでも未熟でありたい。