ちょっとしたアイコンが欲しい場面が案外多いので、ドロー系ツールを使えるようになりたい。
ことはじめとしてブログのファビコンが欲しかったので、Inkscape1 で描いた。
ドロー系に限らないけど、再現性が大切であることを再認識した。
今回はツールに慣れるために適当に作ったけど、例えば下のオレンジ色の部分と上の緑色の部分の距離はどれだけにしてその理由は何だとか、色はどうやって決めたとか。理由が言語化できていないと同じものを作ることはできない。
逆に、理由が言語化されていると、同じものが同じクオリティで再現可能だ。
以下、Inkscapeでどのように作成したかメモ書き。
環境設定
「ファイル」→「ドキュメントのプロパティ」でページサイズを正方形にしておく
下のオレンジ部分
円/弧ツールで描画
Ctrlキーを押しながら描画すると正円を描画できる。
「始点」「終点」を数値で指定すると弧の角度を正確に表現できる他、ノードツールで視覚的に角度を変更可能。Ctrlキーでスナップ可能。InkscapeではスナップはCtrlキーを使うようだ。
葉っぱのベース作成
円/弧ツールで楕円を描画する。
描画した楕円を選択後「パス」→「オブジェクトをパスへ」でパスに変換した後、ノードツールで形状を微調整する。
描画されたものがパスになっていると微調整可能な状態のようだ。どのオブジェクトがパスになっているかを把握しておくとスムーズに描けそうだ。
「選択ノードの種類をシャープに」すると尖った部分を表現できる。
パスの微調整は同じ調整を複数のオブジェクトに適用することが難しいため、多用すべきではないのかもしれない。
葉っぱの配置
作成した葉っぱをコピー、回転して良い感じに配置する(適当)
Ctrl+C, Ctrl+Vによるコピー&ペーストではなくCtrl+Dで「複製」すると同じ位置に同じオブジェクトを複製できる。選択ツールで表示される十字の位置は回転軸のようで移動可能。
左側に配置したのオブジェクトの形に合わせて右側のオブジェクトを変形したい。
図形の一部をくり抜くには「パス」→「差分」を利用する。
くり抜かれる図形の上にくり抜く図形が置かれるように配置し、両方の図形を選択(選択ツールでShift+左クリックで複数選択)する。「パス」→「差分」を選択するとくり抜かれる。
「パス」→「アウトセット」を使うと図形を太らせることができるので、複製→アウトセット→差分の手順で「周囲の他の図形に合わせてオブジェクトをくり抜く」ことができる。
葉脈
星形ツールで三角形を描画、パスに変換、ノードツールで形状をゆがめる、差分で三角形部分をくり抜く、で作成した。
パスの「統合」と「差分」を使えれば、とりあえず何でも描くことはできそうだ。
着色
オブジェクトを選択して右クリック→「フィル/ストローク」→「フィル」タブで着色できる
ちなみに「ストローク」ではパスに沿った線が引けるようだ。